ジェロの「COVERS」というアルバムを買いました。演歌のCDを買う、というか聴くのなんて何年ぶりだろうか(笑)いや、でも、これよく出来たアルバムですよ。おっちゃんおばちゃんの演歌ファンは勿論楽しめますけど、若い人もけっこう楽しんで聴けるアルバムだと思います。あと、ロックファンもニヤリとできるような内容になってます。もろサンタナ風泣きのギターからイントロが始まる「氷雨」とか、どう聴いてもドゥービー・ブラザースの「ロング・トレイン・カミング」なイントロから始まる、五木ひろしの「夜空」とか。「釜山港に帰れ」に至っては、マーティ・フリードマンのギター弾きまくりから始まるというすんごい編曲。これぞメタル釜山港ですよ(笑)
思いっきり、「サマータイム」風ジャズアレンジな、フランク永井の「君恋し」もなかなかのもんですし、最後はしっとりとした、堺正章の名曲「さらば恋人よ」で終わります。演歌もね、これだけ凝って作ってくれたら聴き応えがあるということを確認できただけでも収穫でした。
そうそう、堺正章といって思い出すのが、hydeパパがよく堺正章の「倖・せ・な・女」という曲を好んで唄っていました。実はこの曲、隠れた名曲でなかなか良い曲なんですよ、これが。シャンソン風でセリフが入る曲なんですけど、低音の甘い声で唄っていたhydeパパがセリフの場面になると、変な声を出したりしてズッコケるんですよ(笑)きっと照れ隠しなんでしょうね・・・hydeパパらしいです。まっ、でもそうそうしょっちゅうは唄う人じゃなかったんですけどね。でも、すごく上手かったですよ。さすがは昔本気で歌手を目指してただけあります。
あと、杉田二郎の「再会」もたまに唄っていました。昔の友達が久々にお店にやってきた時に唄っていてピッタリな歌詞でした。これも名曲です。hydeママも低音な声で上手かったです。この2人の声質のDNAがちゃんと息子に引き継がれていますね。
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