昨日の16日、京セラドーム大阪にAC/DCのライヴを観てきました。
もうね、長年の念願が叶ったという感じです。9年前に来日した時は諸事情があって観られず・・・それ以来、アルバムも出さなければツアーもしない・・バンド解散の噂もあり悶々としていました。
そして、去年久々のアルバムリリース、ツアーが始まったと聞いて来日を期待していました。
このAC/DCについて、知らない人が多いと思うのでちょっと説明すると・・・。
このバンド、世界的には超大物バンドで世界一のライヴバンドと称されているのに、なぜか日本ではセールスも伸ばせず知名度も低いんです。
聴きやすくて華もあるのによくわからないです。80年に発表された「バック・イン・ブラック」というアルバムは、世界中で4200万枚も売れて、マイケル・ジャクソンの「スリラー」に次いで世界で2番目に売れたアルバムなんです。つまり、ロックバンドのアルバムとしては世界で一番売れたアルバムということですね。
来日しても日本では小さな会場ばかり・・・海外ではスタジアム(ドーム)クラスのバンドなのに。
今回はドームということで、ちゃんと埋まるんだろうか・・・と思いましたが、ほぼ埋まっていましたね。
国内にこんなにAC/DCファンがいたのかっていう感じで(笑)グッズ売り場も長蛇の列でした。
勿論、自分くらいの年齢の観客も多かったですが、20代の観客が多かったように思います。
今の時代になってようやく認知されたということでしょうか。
ライヴはとにかく凄かったです。ド派手なステージでした。
最初、映像が映し出された後、なんとステージ上に機関車が登場、ギターのアンガス・ヤングがギターをかき鳴らしながら現れ、ニューアルバム1曲目「暴走列車」からライヴはスタートしました。
その後は有名曲のオンパード、「バック・イン・ブラック」や「ヘルズ・ベルズ」、「ホール・ロッタ・ロージー」、「地獄のハイウェイ」など、ほとんどMCなしに続きます。
本編ラストは10分あまりにも及ぶアンガスのギター弾きまくりで、これはもの凄かった・・・会場が一番盛り上がった瞬間でした。
このアンガスというギタリスト、AC/DCの一番のスターです。普通はヴォーカリストが一番有名で人気あると思うのですが(笑)
たしかAC/DCでデビューした時の年齢が16歳か17歳で、現役の高校生ということで、いでたちはスクール制服にランドセルというスタイルで、背も低いし、現在では髪も薄くなっていますが(笑)ロック界屈指のギタリストで人気があります。
ライヴでは今もスクール制服姿を続けているのが凄いです。もう50歳すぎているのにね(笑)
アンコールラストは大砲ぶちかましてました。とにかく派手なステージです。
これが最後のツアーで、バンドにも終止符を打つのではないかと噂されていますが、また来日してほしいですね。
もうひとつのライヴはボブ・ディラン・・・いわずと知れた「フォークの神様」です。
今回の来日は、最初で最後のライヴハウスツアーていうことで、場所はゼッブ大阪、3月11日に行われました。
今回、ディランを身近で観られるかも・・・と思いチケットを取りました。
110番という良番だったので、
けっこう前のほうで観られるかなとは思っていましたが、会場内に入ると最前の右側が空いていたのですぐにキープしました。
ディランの立ち位置より5~6メートルという近距離で、こんなに間近で観られるとは思いませんでした。
ディランって、ライヴでは原曲のままのアレンジで演奏することがあまりなくて、全然違うアレンジで演奏するので、曲の演奏が始まってもなかなか気づくことができません(笑)
サビの部分くらいになって、あぁ、この曲だったか・・・という感じ。
「フォークの神様」なんですけど、現在はロックになってます。当時フォークだった曲も勿論ロックアレンジ。
ステージ横のテーブルになにげにオスカー像を置いていたのが微笑ましいです。
「追憶のハイウェイ61」や「ライク・ア・ローリング・ストーン」、「やせっぽちのバラード」、「見張り塔からずっと」などの超有名曲はちゃんとやってくれました。
でも、一般的には一番有名な「風に吹かれて」はやりませんでしたね(笑)
もう69歳ですが、声はよく出ていましたね。若い頃からしゃがれ声でしたが、今はよりシブい声になっていて味がありました。
とにかく、神様の生唄を聴くことができ、間近で観られたのが嬉しかったです。
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