この前、ちょっとジャズCDの紹介をしましたが、まだジャズを聴いたことがないけど聴いてみようかなと思っている人に、最適の入門CDがあるので紹介してみたいと思います。「ブルーノート・バイ・リクエスト」というオムニバスアルバムです。ジャズレーベル最大で最高峰のレーベルであるブルーノートに残されている演奏の中から、インターネット投票で人気のあったベスト20曲を収録しています。どれも、ジャズ史上に残る名演奏ばかりなので、ジャズの魅力がぎっしりと詰まっていて、2枚組で2500円はめちゃお得なCDです。特に1位の「枯葉」(キャノンボール・アダレイ)と2位の「クレオパトラの夢」(バド・パウエル)は超有名な名演奏ですね。「枯葉」は有名なスタンダード曲でジャズでも数え切れないくらいの演奏が残されていますが、その中でもこの演奏は最高峰。トランペットはマイルス・ディビスが吹いているのですが、そのマイルスが生涯で最高といえるほどの名演奏をしているのです。「クレオパトラの夢」は、バド・パウエルというピアニストの演奏なのですが、今まで何度もCMや番組のSEに使われていたりして、きっと聴いたことがある人は多いと思います。早弾きで、繊細かつ豪快なピアノ演奏が聴けます。ジャズファンには本当に人気のある演奏です。他にも、ジョン・コルトレーンやソニー・ロリンズなどの有名なアーティストの歴史に残る名演奏が収録されていて、ジャズを初めて聴いてみようという方には最適なCDだと思います。
一応、ジャズの聴き方としては、最初にメインのメロディーの演奏が行われ、その後、それぞれのパートによるソロの即興演奏が行われるのですが、ここがジャズの聴き所となってきます。その後、再びメインのメロディーへと戻り演奏は終了します。
このCDでは、ヴォーカルものはないので、また機会があればジャズヴォーカルの魅力について書いてみたいと思っています。
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