もう1つ、とても大事なアルバムを忘れてました・・・なので単独でアップします。
これに関してはいろいろと思い入れもあるので。
「チープトリック at武道館 (レガシーエディション)」
チープトリックの78年のライヴ盤で、元々1枚もので出ていて、最近になってカットされていた曲も含めた2枚組のコンブリート盤も出ていたのですが、遂にそのコンプリートCDに発見された映像のDVDが付いてリリースされました。まさか、この時の映像が実在するなんて思ってもなかったので感動です。
この、at武道館はオリジナルバージョンのアルバムを何度聴いたかわからないくらい愛聴していました。恐らく、ロックのライヴアルバムとしてはベスト5に残る名盤です。当時、チープトリックは日本では、ボーカルのロビン・ザンダーのアイドル的な人気もあってかなり人気があったのですが、米国内では全然人気がなくて前座バンドクラスでした。来日ライヴが決まって、このクラスのバンドとしては異例の武道館公演となったわけですが、チープトリックとしても武道館のような大きな会場でライヴをしたことが無くて相当緊張もしたし、なによりも気合いの入り方が半端じゃなかったようです。勿論、ライヴの内容はその気合いと熱狂的なファンのおかげで素晴らしい内容になり、最初は日本のファンの為にということで日本発売オンリーとしてリリースされました。しかし、その内容の素晴らしさに噂が噂を呼び米国内で日本からの輸入盤として購入する人が続出・・・輸入盤として記録を作ってしまうほどになり、米でも正式リリースされ大ヒットアルバムとなりました。このアルバム以後、来日アーティストは武道館でライヴをするというのがステイタスとなり、多くの武道館ライヴ盤もリリースされました。ギターのリック・ニールセンの「武道館が俺達を有名にし、俺達が武道館を有名にしたんだ」という言葉は有名です。
あれから30年が経ちました・・・去年また武道館でチープトリックのライヴが行われました。30年前の当時と同じセットリストで・・・。しかも、その前日の「前夜祭」として、30年前の武道館ライヴのチケットの半券を持っている方を招待というサプライズ。約半数の人が半券を持ってきて入場したといいますから凄いですね。30年経っても変わらないチープトリックへの愛を感じました。
今、このat武道館を聴いても全く色褪せていないです。異常なほどのバンドのテンション、観客の盛り上がりは正に名盤と呼ぶにふさわしいです。今回のレガシーエディションは限定版ですけど、まだこのat武道館を聴いたことのない方は、1枚もののオリジナル盤が低価格で出ているので是非聴いていただきたいですね。
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