ん~と、久々に名盤紹介です。
今回は、邦楽のアルバムってことで、すかんちの「OPERA」です。
すかんちといえば、ROLLY(この時はローリー寺西)ですけど、この人バラエティとかよく出てるので、けっこう軽く見られがちなんですけど、実は優れたミュージシャンでありギタリストなんですよ。でないと、こんな素晴らしいアルバムは作れないです。レッド・ツェッペリンやクイーンが好きな人にとってはとても楽しめるパロディにもなっているし、ただのパロディではなくて良い曲が多いんですよ。ハードロックや歌謡曲やタンゴ、オペラ・・・それらをごっちゃまぜにぶち込んでるって感じのアルバム。でも、ちゃんとひとつのアルバムとして統一感が取れています。それに、めちゃくちゃポップな曲なんかもあって、甘くてキュートなポップソングが揃っています。バラードにしても、「さよならの贈り物」なんかは、もう歌詞が泣けます。難病の子供を冷凍睡眠させて、あなたが目覚める頃はきっと病気も治せる世界になっていると信じて、「おやすみなさい、ぼうや」とお別れをする曲なんです。ローリーってこんな曲も作れるんですね。これだけでもすごいミュージシャンです。とにかく、邦楽ロックの名盤のひとつだと思います。ただ、現在廃盤になっているのが残念・・・でも、中古ではよく見かけるので、もし興味のある方は騙されたと思って聴いてみてください。きっと楽しめると思いますから。
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