25日、大阪城ホールへビョークのライヴに行ってきました。大阪は12年ぶりらしいです。もうね、素晴らしいライヴでした。少し前に観たポリスなんてブッ飛んでしまうほど(笑)ビョークは大好きなアーティストだし、現在の女性ヴォーカリストでは最強だとつくづく思ってしましたが、ライヴを観て自分はビョークのことなんて半分もわかってなかったなぁ~と思いました。この日、城ホでビョークを観られた人は本当に幸せ者だと思います。もう、絶賛なんですけど(笑)それくらい凄いライヴでした。ライヴ直前、SEの沖縄音楽が流れ始めると、いろんな民族っぽい旗があっちこっちに立ったり吊されたりとだんだんと雰囲気が盛り上がってきます。照明が暗くなり、10名くらいのこれまたアイスランドの民族っぽい衣装に身を包んだ男女混合のブラス隊が音を鳴らしながら入場。それに導かれてビョーク登場。画像は武道館でのものですが、こんな感じで顔にペイントを施してましたね。ブラス隊もペイントしてました。ブラス隊は楽器を吹かない時はコーラスをしたりして、あとはキーボードと打楽器の奏者、そして凄いのは最新のデジタル楽器とでも言うんでしょうか、ちょっと文章では説明しかねるので、その楽器(?)の映像を見てください。
http://www.youtube.com/watch?v=0h-RhyopUmc
とにかくね、生楽器とデジタルの融合が発する爆発的なパワー・・・すんごかったです。でも、それに全然負けてないのがビョークの歌声。ビョーク声ってまるで楽器ですね。それでいて生命のパワーを感じる。あんなに大きな口を開けて唄うヴォーカリストって他にいないですしね。
「Earth Intruders」という最新アルバムのオープニングナンバーから始まったので、セットリストも最新アルバムが中心かと思いきや、ほとんどベストな選曲でセットリスト的にも大満足でした。曲が終わるたびに「ありがと」って言うんですけど、この声が可愛い・・・早口で言ったり低い声で言ってみたり、「あるぅぅぅぅぅがと」って巻き舌で言ってみたりね。とにかくお茶目さんです。唄っている間や間奏の時も動きっぱなし、リズムに合わせてパントマイムな動きを見せたりして、もうステージ中を縦横無尽に走り回って踊っているビョーク・・・もうね、唄っているのが楽しくてしょうがないっていうのが伝わってきて、こっちも楽しくなってきました。42歳の女性にこう言うのはなんなんですが、とにかく可愛いんですよ。「All Is Full Of Love」や「Army Of Me」は聴きたい曲だったので単純に嬉しかったです。どれも、この日の楽器構成に合わせたアレンジなんですけど、原曲のイメージを壊さず素晴らしいアレンジでした。「Hyperballad」は一番聴きたい曲だったので始まった瞬間ウオーーって感じで、観客もみんなそうだったらしく、一番盛り上がった瞬間でした。その後の本編最後の「Pluto」では、もう城ホールがクラブ状態で踊りまくりのぐっちゃぐちゃ状態(笑)んで、アンコールの2曲もそのまんまの盛り上がり状態で終了しました。90分の短めのライヴだったけど、そんなことは関係なく大満足の内容で、こんなに良いライヴは何年ぶりなんだろうなという感じでした。最初のほうで、自分はビョークの半分もわかってなかったって書いたけど、ビョークのライヴはCDを聴く100倍は良いです(笑)また来日してくれたら観に行きたいと思いました。
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